組織の中で働く場合、上の立場にある人ほど多くの権限を持っている形となります。
だから、その部下・若手と呼ばれる人が取引先・関係先などを訪問して話をする場合、
その場で決断を下すことができない場合も多いと思います。
しかしながら… 相手が時間を割いてくれていることを考えれば…
「上司と相談の上で後日回答させていただきます」
単なる御用聞きレベルであるよりは、その場で決断ができる人の方が好ましいはず。
では、どうすればいいのか…
結局はここでも…
「先読み~事前準備」がものを言う
一番の基本は、
「上司の意向」をしっかりと事前に把握しておいて、
そこに結論を持っていくように交渉を行うこと。
ただ、交渉というものは多くの場合、お互いに妥協しながら着地点を見い出すもの。
だから…
相手の望み・許容範囲と思われる形をできる限り幅広く想定した上で、
その内容について事前に上司と打ち合わせしておき、
その想定内に収めることができればその場で「YES・NO」の回答が可能となる。
もし想定内に収まらない形となったら…
上司の意向を表面的ではなく、その根拠を如何に深く消化できているか…
ここがポイントかなと思います。
それ次第で「YES・NO」の形に持っていくことができる場合も…
もちろん、
その場で結論を導くことができない場合があっても当然のこと。
ただ、いずれの場合にしろ、キーワードは責任感になるかなと思います。
答えられないのであれば、
その根拠の言葉を明確に添えた上で、
「一両日中に責任を持ってご連絡させていただきます」
要は…
「会社の代表」として責任のある立場でここに来ている
すなわち…
「責任を持って私が対応致します」という姿勢が相手に伝わるかどうか。
そういったことが信頼感にもつながり、
今しばらくの時間を相手が快く与えてくれることにもつながると思います。
とりあえず部下・若手の立場で書きましたが、
上司の立場で言えば、
そういった責任感を部下・若手が身に付けるように導くという指導責任があると思います。
基本的に…
「部下の不手際はすべて上司の責任」
別の表現を使えば…
「任せる」と「丸投げ」は当然のことながら異なる…
このあたりの理解が上司と部下の間の信頼関係にもつながるように思います☆
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